Order Made Wedding Dress
- KENTA
- 2018年6月21日
- 読了時間: 3分
少し前の話ですがオーダーでウエディングドレスを作らせて頂きました。
素敵なドレスに仕上がったのでブログに残したいと思いお客様の許可を得て書かせて頂きました。
4月21日 大谷石の蔵を利用したスタイリッシュな空間の和食レストラン「石の蔵」にて
ウエディングパーティーが行われました。



新郎新婦は友人であり美男、美女でハイセンスなお二人です。
ちなみにこのパーティーのコンセプトもとても面白いので是非、花嫁(以下yunさん)のブログも読んでもらいたいです。
このブログにある通りパーティーを開催するにあたり様々なスペシャリストを募集していたので
是非「NICK NEEDLES」 としてドレスを作らせてもらいたいと思い名乗り出ました。
そして白と黒 という相反するイメージの2着のドレスを作らせて頂けることになりました。
大体去年の年末あたりから何度か打ち合わせをしてyunさんの要望を聞きデザイン画を描いてを繰り返しました。
ちなみにyunさんは「ALEXANDER McQUEEN」や「Viktor & Rolf」みたいなモードコレクション
の知識も豊富なので2005年マックイーンのコレクションが....とか話あいながらイメージを膨らま
せ、さらに絵もとても上手なので二人でデザイン画を描きながらデザインを詰めていきました。

yunさんの描いたデザイン画
yunさんからは
「白いドレスは燃やして欲しい」
「黒いドレスはできるだけ可愛い要素を消して欲しい」
とこんな感じで面白いアイディアをいくつか頂き
白い方は胸元を造形的でモードなデザインに
グラスオーガンが何重にも重なったスカートの裾は燃やすことになりました。

裾をターボライターで炙って立体的にしたドレスの裾

胸元の造形的な部分を立体裁断で組み上げ試行錯誤を繰り返す
黒い方は素材に黒のグラスオーガンジーをレイヤードした光沢のある生地を使用し
シルエットは体にフィットしたミニ丈で、体の形に合わせ立体的に切り替えた切り替え線に最高級のファスナーであるエクセラをはめ込みました。

オーガンジーとエクセラとビニールの組み合わせ

こうして打ち合わせと試行錯誤を繰り返し
何回かの仮縫いを経て完成したのがこちらのドレスです。




ヘッドピースも作りました。


どちらのドレスも世界に2つとないデザインでyunさんにぴったり合うように仕立てあげました。
石の蔵という素敵な空間で素敵なお二人のパーティーを華やかに彩ることができ
とても光栄でした。
今回この仕事をやらせてもらって良かったと思うのは自分のセンスを信頼してくれて好きなようクリエーションさせて貰えたこと
普段既製品を作っている中では効率や量産を考え中々使えない自分の中で燻っていたテクニックを
惜しみなく使うことができ、普段まず作れないオートクチュールのようなドレスを作ることができて、自分の中に眠っていた力を解放できるような感覚が心地よかったです。
改めてこのような機会をくれたお二人にお礼を言いたいです。
ありがとうございました。
そしてお幸せに

KENTA
SONAR
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